ドラム式洗濯乾燥機ES-W113(SHARP)レビュー

SHARPの2020年最新式ドラム式洗濯乾燥機ES-W113を購入して3ヶ月が経ちました。
わたしは初めてドラム式洗濯乾燥機を購入し、総合的にはとても満足しているのですが、いくつか気になった点もありました。
今回は、わたしがES-W113を選ぶに至った理由と、実際に3ヶ月使用してみた正直な感想を良かったことも悪かったことも含めてご紹介します。

目次

ES-W113を選んだ理由① 

乾燥方式が良いとこ取りの『ハイブリッド乾燥方式』

ES-W113を選んだ理由の一つとしては、購入時に販売されていたドラム式洗濯乾燥機の中で唯一のハイブリッド乾燥方式だったからです。

ハイブリッド乾燥方式の説明の前に、一般的な洗濯乾燥機の乾燥方式は大きくヒータ式ヒートポンプ式に分けられます。
それぞれ特徴があり、どちらの方式がいいかは使う人の好みによって分かれます。
金額の大きな買い物で、数年使うことを考えると悩ましい選択肢です。まずはヒータ式とヒートポンプ式それぞれの特徴を見てみましょう。

【ヒータ式の特徴】
ヘアドライヤと同じ原理で熱風を洗濯物に送ることで乾燥させる。

  • ヒートポンプ式と比べて電気代が高い。
  • ヒートポンプ式と比べて本体価格が安い。
  • 80℃前後の熱風を使用するため、衣類が傷みやすい。
  • 乾燥後の衣類が干したようにふんわり温かい。

【ヒートポンプ式の特徴】
エアコンや冷蔵庫のように洗濯槽内を除湿しながら乾燥させる。

  • ヒータ式と比べて電気代が安い。
  • ヒータ式と比べて本体価格が高い。
  • 65℃前後の温風を使用するため、衣類が傷みにくい。

このようにランニングコストと衣類へのダメージを考えるとヒートポンプ式が優勢、仕上がりと導入コストを考えるとヒータ式が優勢となります。

ES-W113のハイブリッド乾燥方式は、このヒータ式とヒートポンプ式の両方の特徴を持った方式となります。ヒートポンプ式でランニングコストを抑え、最後にサポートヒータでふんわりと仕上げます。
2021年3月現在、このいいとこ取りのハイブリッド乾燥方式を扱っている洗濯乾燥機はSHARPだけでした。
というわけでハイブリッド乾燥方式であったことが、今回ES-W113を選んだ理由のひとつです。

3ヶ月使った感想①

ドラム式洗濯乾燥機を使うのは今回が初めてでしたが、乾燥機能についてはとても満足しています。
外干しと比較しても、柔軟剤を使わずともふんわりと仕上がります。
乾燥後のにおいはコインランドリーで嗅いだことのある独特のものでしたが、特に不快なにおいではなく、3ヶ月経った今では気にならなくなりました。
乾燥時間は4~5時間かかりますが、寝ている間や出かけている間に動かしているので特に気になることはありません。
販売サイトのカスタマレビューの中には音が気になるという方もいたので心配していましたが、わたしがこれまで使用していた安価な縦型の洗濯機に比べると拍子抜けするほど静かでした。
高価な買い物でしたが、洗濯物を干す時間、取り込む時間とそれにかかるストレスを考えると十分に元を取れる価格だと感じています。洗濯前に天気を気にする必要もなく、外に干すことが無くなったので、花粉や隣人宅からのたばこの臭いからも解消されました。

ES-W113を選んだ理由② 

手入れの手間を抑えられる『フィルタ自動掃除機能』

ES-W113を選んだ理由の二つ目は、乾燥時のホコリがたまるフィルタの自動掃除機能がついていることです。

一般的に乾燥機には衣類から出る綿ゴミをキャッチするためのフィルタがついています。
基本的には毎回このフィルタを掃除しないと、衣類が乾きにくくなります。すると乾燥時間が長くなり、結果的には電気代が上がってしまいます。
フィルタ掃除は毎回やるにはなかなかの手間です。時短や面倒を省く目的で洗濯乾燥機を買うので、出来るだけこの手間は最小限にしたいところでした。
ES-W113のフィルタ自動掃除機能は、乾燥でたまったフィルタのホコリを自動でかき集めて掃除する機能です。ホコリはダストボックスにたまり、いっぱいになると音声アナウンスやスマートフォンのアプリで通知がくるので、乾燥の都度フィルタを掃除するという手間を抑えることができます。

3ヶ月使った感想②

フィルタの自動掃除機能はとても便利です。
音声アナウンスやアプリ通知が来るまでは、フィルタのことを気にする必要はありません。
とはいえ、全く手入れが不要になるわけではなく、定期的な掃除は必要です。
洗濯物の量と回数にもよりますが、3~5回使った頃にフィルタ掃除の通知が来ます。頻度でいうと1~2週間に一回程度は掃除をすることになります。
そして、買うまで気づかなかったのですが、フィルタは3種類あり、自動で掃除されるのはこのうち最もホコリがたまるひとつのフィルタのみです。(フィルタが複数あることはこの機種に限ったことではありません。)
フィルタ掃除の通知が来た際は、ついでに3種類すべてのフィルタを掃除するようにしています。
頻度は抑えられてはいるものの手入れは面倒です。しかし、自動掃除機能がついていない他の機種ではこの作業を毎回やる必要があるのかと思うと、ES-W113を選んでよかったと感じています。

ES-W113を選んだ理由③ 

洗濯するまでのハードルを下げる『洗剤・柔軟剤自動投入機能』

ES-W113を選んだ理由の三つ目は、液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能がついていることです。
この機能はSHARP以外のメーカでも多く取り扱われています。
あらかじめタンクに液体洗剤と柔軟剤を入れておくことで、洗濯物の量に応じて自動で投入されます。
ES-W113独自の機能としては、投入洗剤に水を混ぜることで洗剤経路の詰まりを抑えることができます。

3ヶ月使った感想③

洗剤・柔軟剤自動投入機能は、購入時はさほど重視した機能ではありませんでした。
これまで洗濯機を使っていて洗剤を入れることをさほど手間だと思っていなかったからです。
しかし、実際に使ってみると、自動投入機能は洗濯を行うまでのハードルを大きく下げてくれました。使用するときはボタンを押すだけなので、手も汚れません。
投入洗剤と柔軟剤の種類はアプリから選択することができます。
残り少なくなったら音声アナウンスやアプリから通知が来るので、その際に補充します。
洗剤を入れておくためのボトルは必要なくなりますので、結果的に詰め替え用洗剤のみを買えばいいということになります。
タンクの手入れは、3ヶ月経った今まで発生していません。メーカ情報によると6ヶ月に1回程度でいいとのことです。洗剤・柔軟剤を入れるタンクはハンドル付きで取り外しやすくなっています。

ES-W113を選んだ理由④ 

専用アプリに対応した『IoT家電』

ES-W113を選んだ理由の四つ目は、専用アプリが用意されたIoT家電であったことです。
これまでに述べたフィルタの手入れの通知や、洗剤・柔軟剤の残量通知に加え、外出先でも洗濯・乾燥の運転状況を確認することができます。

3ヶ月使った感想④

音声アナウンスやアプリによる通知機能はとても便利です。
ただ残念なのは、アプリ上から洗濯・乾燥開始ができないことです。せっかく遠隔で操作するためのアプリなのに、洗濯を開始するときは洗濯機の前まで行く必要があります。
その他、SHARPはAIが洗濯の好みを学習するAIoTと謳っています。確かに洗濯の仕上がりをフィードバックする機能や洗濯のヒントを通知する機能は備わっていますが、その結果を実感することは今のところ有りません。水道代、電気代を節約できたというアナウンスもありますが、定量的ではなく、履歴から過去の情報を確認することもできません。
流行に乗ってAI、IoTを導入したものの上手く扱いきれていない企業の専門技術者不足、知識・経験不足がうかがえました。
言葉だけのIoT家電にならないよう、今後のソフトウェアアップデートによる機能の拡充を期待しています。発売した後にソフトウェアアップデートができることもIoT家電の魅力の一つだと思っています。

その他の機能・性能についての感想

洗浄力

ES-W113独自の洗浄機能としては、『マイクロ高圧洗浄』『ひまわりガラスによるこすり洗い』『温水極め洗いコース』等が備わっています。
一般的にドラム式洗濯機のたたき洗いは、縦型洗濯機のもみ洗いに比べて洗浄力が落ちると言われていますが、今のところ以前使っていた縦型洗濯機と比べて特に洗浄力が落ちたと感じたことはありません。コーヒーをこぼした布もきれいに洗えています。

節水

ES-W113には風呂水用のホースが付属しています。
風呂水を使う工程も『洗い』『すすぎ』または両方から選ぶことができます。
以前、縦型洗濯機を使っていた際も風呂水を使っていましたが、ドラム式になってから明らかに風呂水の減りが少なく、少量の水で洗濯されていることを実感できました。
標準仕様水量の仕様値は75Lとなっています。

プラズマクラスター

よくわかりません。少なくともわたしが購入を決めた要因にはなっていません。
プラズマクラスターやナノイーをはじめ、各社様々なイオン発生器を商品化しており、除菌・消臭、カビ抑制、静電気抑制、花粉ケア等の効果があると謳われています。
すべて目に見えないものなので、プラズマクラスターのおかげで効果があったと実感することは今のところありません。わたし個人的にはあってもなくてもいいおまけ程度の機能と認識しています。
こちらもアプリ等で定量的な情報が表示されれば、使う側は効果を実感しやすくなると思います。

サイズ

でかいです。
我が家は一般的な600×600mmの防水パンですがギリギリ乗るように設計されており、前方は少しはみ出します。公式サイトに寸法図があるので購入時は搬入時の経路もあわせて確認しましょう。
前面扉の開く向きはES-W113-SL開き、ES-W113-SR開きとなります。ご自宅の設置場所に合った開き方のものを選びましょう。
本体質量も約83kgとかなり重いので、設置は業者におまかせした方が無難です。

排水

洗濯・乾燥運転が終了した後の洗濯槽を手で回してみると、中に水が残っているのかジャブジャブと音がします。こういうものなのでしょうか。
洗濯槽自体は濡れていないし、乾燥も問題なく行えているのですが、カビが生えてこないか心配です。

総合評価

個人的な総合評価としては、非常に満足しています。
できるだけ家事の時間とそれにかかるストレスを減らしたいという目的でドラム式洗濯乾燥機の購入を思い立ったのですが、もっと早く購入すべきだったと後悔すらしています。
ハイブリッド乾燥方式とフィルタの自動掃除機能が唯一備わっている機種であることと、見た目がかっこいいことがES-W113を選んだ決め手となりました。
その他、洗剤・柔軟剤の自動投入機能や、フィルタの自動掃除機能等、ES-W113は洗濯にかかる手間を徹底的に排除しようというコンセプトがうかがえます。
改善してほしい点(特にソフト面)もいくつか見受けられましたが、数年後買い替える際の後継機に期待します。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる