Windows11にPython(パイソン)をインストールする手順を解説します。
作業時間は15分程度です。
インストール環境
参考までに今回インストールした環境は次の通りです。
プロセッサ | Intel Core i5-8265U |
メモリ | 8GB |
OS | Windows 11 |
通信 | 光回線 ⇒ Wi-Fiルータ ⇒ PC |
Windows用インストーラをダウンロード
まずはPythonのインストーラをダウンロードします。
下記のボタンを押し、Windows用Pythonのダウンロードページにアクセスします。
今回はPython3をインストールします。
[Latest Python 3 Release – Python 3.**.*]をクリックします。
下にスクロールすると[Files]の一覧があります。
[Windows installer (64-bit)]をクリックするとダウンロードが開始されます。
Pythonをインストール
ダウンロードしたインストーラを起動します。
セットアップ画面が表示されます。
下のチェックボックスは、特にこだわりがない場合や、よくわからない場合は、2つともチェックを入れることをおすすめします。
[Install launcher for all users]は、インストールするPCのすべてのユーザがPythonを使う場合にチェックします。
[Add Python 3.** to PATH]は、環境変数にパスを追加する場合にチェックします。
[Install Now]を押すとインストールが開始されます。
次の画面が表示されたらインストール完了です。
[Disable path length limit]をクリックすると、フォルダやファイルを指定する際のパスの文字数制限を解除できます。
特にこだわりがない場合や、よくわからない場合は、クリックしておくことをおすすめします。
[Close]ボタンを押してインストールを終了します。
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インストールの確認
コマンドプロンプトでPythonが無事にインストールされていることを確認してみます。
Windowsデスクトップ画面のスタートメニュー、または虫眼鏡の検索アイコンから『cmd』を検索し、[コマンドプロンプト]をクリックして起動します。
コマンドプロンプトが起動したら、次のように入力してエンターキーを押しましょう。
py --version
今回インストールしたPythonのバージョンが表示されたら無事にインストールされていることがわかります。
試しにPythonプログラムを実行
せっかくなのでこのままPythonのプログラムを試してみます。
次のように入力して、エンターキーを押すとPythonが起動します。
py
次のように入力してエンターキーを押しましょう。
“ ”の中の文字列を表示するだけの簡単なプログラムです。
print("表示したい文字列")
入力した文字列が表示されたら成功です。
pythonを終了する場合は次のように入力してエンターキーを押します。
exit()
このままではとても使いにくいので統合開発環境を用意しましょう。
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開発環境の導入
次の記事ではPythonのプログラミング用の高機能なエディタとして、Visual Studio Code(VS Code)のインストール手順を解説しています。
VS Codeは無償で利用することができる統合開発環境です。
Python、Ruby、Perl、Java、C++、C#等、様々なプログラミング言語に応しており、好みの拡張機能を追加することで、それぞれのユーザが使いやすい環境をカスタマイズして使うことができます。
なにか作ってみる
次の記事では実際にPythonを使って人気バラエティ番組『相席食堂』のちょっと待てボタンを簡易的に作成・解説しています。
初心者の方には難しそうに見えるかもしれませんが、ひとつひとつの要素はとても単純です。
たった11行のプログラムを理解するだけで、下記のプログラミングスキルの基礎要素を身につけることができますので、ぜひ参考にしてみてください。
- データの入れ物『変数』の使い方
- 条件によって処理を判断させる『if文』の使い方
- 処理をまとめて呼び出す『関数』の使い方
- 画像処理で使われる『OpenCV』で画像を表示する方法
- 『playsound』で音声を再生する方法
- マウス操作に応じた処理方法
Pythonの魅力
Pythonは世界的にも人気の高いプログラミング言語のひとつです。
汎用性が高く、データ分析やWebアプリの開発等、幅広い分野で使用されているほか、日本の市場で今後も拡大することが予想されるAI(機械学習、ディープラーニング)技術との親和性も高く、Pythonを扱えるエンジニアの需要は伸びていくことが予想されます。
そのため開発言語として採用する企業も増えています。
市場動向調査では、Pythonエンジニアの求人倍率は約53倍と非常に高く、慢性的に人材が不足している状況です。
参考: レバテック『2021年12月のITエンジニア・クリエイター正社員転職/フリーランス市場動向』
また、プログラミング言語別の年収調査ではPythonは3位と高い水準にあり、中央値で575万円、最大提示年収で1,499万円と、日本人の年収の中央値397万円を大きく上回りました。
参考: BIZREACH『プログラミング言語別年収中央値を発表、求人検索エンジン「スタンバイ」調べ』
参考: 時事ドットコム『【2022年最新】日本の「平均年収」「年収中央値」を調査』
このように、Pythonは将来性の高いプログラミング言語と言えるでしょう。
就職、転職、副業を目指す上で、身につけておきたいスキルです。
Pythonの学習難易度は他のプログラミング言語と比べると比較的低いとされています。
独学で習得することも可能ですが、近年はオンラインスクールを利用して短期間で集中して実務レベルまで習熟させるという方も増えています。
プログラミングのオンラインスクールを活用する場合は、現役のエンジニアが講師となるスクールが優位でしょう。開発現場で通用する質の高い実務ノウハウを学ぶことができます。
また、オンラインスクールであれば全国どこからでも受講できるため、わざわざ都会へ出たり交通費をかけることなく、ライフスタイルに合わせて効率的にスキルを身につけることができることが魅力です。
ITエンジニアとして働き高い収入を得るための先行投資として、オンラインスクールは一つの選択肢となり得るでしょう。
無料体験できるオンラインスクールもあるため、独学でも習得できそうか、短期集中で学んだ方がいいのか、ご自身の力量を見極めてみるのもいいのではないでしょうか。
こちらの記事ではオンラインスクールを受講する価値はあるのかについて解説しています。あわせてどうぞ
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