WindowsにVisual Studio Code(VS Code)をインストールする手順と、プログラミング言語『Python』の設定までを解説します。
作業時間は30分程度です。
VS Codeはプログラミング用の高機能なエディタで、無償で利用することができます。
Python、Ruby、Perl、Java、C++、C#等、様々なプログラミング言語に応しており、好みの拡張機能を追加することで、それぞれのユーザが使いやすい環境をカスタマイズして使うことができます。
インストール環境
参考までに今回インストールした環境は次の通りです。
プロセッサ | Intel Core i5-8265U |
メモリ | 8GB |
OS | Windows 11 |
通信 | 光回線 ⇒ Wi-Fiルータ ⇒ PC |
Visual Studio Codeをインストール
VS Codeのインストールを行います。
まずは次のボタンを押し、VS Codeのダウンロードページにアクセスします。
ダウンロードページが表示されたら、[Windows]のボタンを押します。
次のページが表示され、ダウンロードが開始されます。
ダウンロードが始まらない場合は、[direct download link]をクリックします。
ダウンロードが完了したら、インストーラを実行します。
セットアップ画面にソフトウェアライセンスが表示されます。
問題なければ[同意する]を選択し、[次へ]ボタンを押します。
インストール先設定画面が表示されます。
このまま[次へ]ボタンを押します。
インストール先を変更したい場合は、[参照]ボタンから指定します。
スタートメニューフォルダの設定画面が表示されます。
このまま[次へ]ボタンを押します。
その他の設定画面が表示されます。
基本的にはすべてチェックした方が便利に使用できます。
選択できたら[次へ]ボタンを押します。
[エクスプローラのファイルコンテキストメニューに[Codeで開く]アクションを追加する]の項目をチェックすると、ファイルやフォルダを右クリックした際に、次のように[Codeで開く]が追加されます。
確認画面が表示されます。
[インストール]ボタンを押します。
インストールが開始されます。しばらく待ちましょう。
次のような画面が表示されたらインストール完了です。
[Visual Studio Codeを実行する]にチェックを入れて、[完了]ボタンを押します。
Visual Studio Codeが起動します。
初回起動時は日本語の言語パックのインストール案内が表示されます。
[インストールして再起動]ボタンを押して日本語化します。
自動的に再起動後、日本語化されて表示されます。
[インストールして再起動]ボタンが表示されない場合は、こちらの記事を参考に日本語化してください。
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Pythonの開発環境をインストール
続いてVS CodeでPythonの開発環境を設定してみます。
その前にまずは、PCにPythonをインストールします。
次の記事を参考にPythonをインストールしてください。
Pythonをインストールしているかどうかわからない場合も、次の記事の[インストールの確認]の項を参考に確認してください。
Pythonをインストールしたら、つづいてVS Codeの設定を行います。
画面左側の[拡張機能]アイコンをクリックします。
検索ボックスが表示されるので、『python』と入力して関連の拡張機能(プラグイン)を検索します。
Pythonに関連する拡張機能が表示されます。
今回は一番上のMicrosoft [Python]をインストールします。
[インストール]ボタンを押します。
インストールが開始されると[インストールしています]と表示されます。
しばらく待ちましょう。
[インストールしています]が歯車アイコンに変わったらインストール完了です。
これで最低限のPython開発環境が整いました。
VSCodeでは様々な拡張機能が用意されています。気になったものは都度インストールして試してみるといいでしょう。
Pythonの拡張機能としては、Python関連の便利な機能をまとめた[Python Extension Pack]もおすすめです。
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Pythonでプログラミング
Pythonでプログラミングを行います。
まずはプログラムコード(ソースコード)を保存するフォルダを選択します。
画面左側のエクスプローラアイコンを選択し、[フォルダを開く]ボタンをクリックします。
フォルダの選択画面が表示されます。
今回は『Python』というフォルダを新たに作成しました。
作成したフォルダ[Python]が選択されていることを確認し、[フォルダの選択]ボタンを押します。
ファイル操作に関する画面が表示されます。
[親フォルダ~]にチェックを入れ、[はい、作成者を信頼します]ボタンを押します。
画面左側に選択したフォルダが表示されます。
ファイルの新規作成アイコンをクリックし、Pythonのソースコードファイルを作成します。
ファイル名は『test.py』としました。
『.py』はPythonのソースコードファイルを表す拡張子です。
画面右側に作成した『test.py』が表示されます。
試しにPythonのプログラムを入力、実行してみます。
次のように入力しましょう。
“ ”の中の文字列を表示するだけの簡単なプログラムです。
print("表示したい文字列")
入力したら画面右上の実行アイコン▷を押します。
実行結果が画面下のターミナルに表示されます。
入力した文字列が表示されたら成功です。
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画像を表示
次の記事では、プログラミング初心者向けにPythonを使って画像を表示するプログラムの作成手順を紹介しています。
音声ファイルを再生
次の記事では、プログラミング初心者向けにPythonを使って音声ファイルを再生するプログラムの作成手順を紹介しています。
なにか作ってみる
次の記事では実際にPythonを使って人気バラエティ番組『相席食堂』のちょっと待てボタンを簡易的に作成・解説しています。
初心者の方には難しそうに見えるかもしれませんが、ひとつひとつの要素はとても単純です。
たった11行のプログラムを理解するだけで、下記のプログラミングスキルの基礎要素を身につけることができますので、ぜひ参考にしてみてください。
- データの入れ物『変数』の使い方
- 条件によって処理を判断させる『if文』の使い方
- 処理をまとめて呼び出す『関数』の使い方
- 画像処理で使われる『OpenCV』で画像を表示する方法
- 『playsound』で音声を再生する方法
- マウス操作に応じた処理方法
Pythonの魅力
Pythonは世界的にも人気の高いプログラミング言語のひとつです。
汎用性が高く、データ分析やWebアプリの開発等、幅広い分野で使用されているほか、日本の市場で今後も拡大することが予想されるAI(機械学習、ディープラーニング)技術との親和性も高く、Pythonを扱えるエンジニアの需要は伸びていくことが予想されます。
そのため開発言語として採用する企業も増えています。
市場動向調査では、Pythonエンジニアの求人倍率は約53倍と非常に高く、慢性的に人材が不足している状況です。
参考: レバテック『2021年12月のITエンジニア・クリエイター正社員転職/フリーランス市場動向』
また、プログラミング言語別の年収調査ではPythonは3位と高い水準にあり、中央値で575万円、最大提示年収で1,499万円と、日本人の年収の中央値397万円を大きく上回りました。
参考: BIZREACH『プログラミング言語別年収中央値を発表、求人検索エンジン「スタンバイ」調べ』
参考: 時事ドットコム『【2022年最新】日本の「平均年収」「年収中央値」を調査』
このように、Pythonは将来性の高いプログラミング言語と言えるでしょう。
就職、転職、副業を目指す上で、身につけておきたいスキルです。
Pythonの学習難易度は他のプログラミング言語と比べると比較的低いとされています。
独学で習得することも可能ですが、近年はオンラインスクールを利用して短期間で集中して実務レベルまで習熟させるという方も増えています。
プログラミングのオンラインスクールを活用する場合は、現役のエンジニアが講師となるスクールが優位でしょう。開発現場で通用する質の高い実務ノウハウを学ぶことができます。
また、オンラインスクールであれば全国どこからでも受講できるため、わざわざ都会へ出たり交通費をかけることなく、ライフスタイルに合わせて効率的にスキルを身につけることができることが魅力です。
ITエンジニアとして働き高い収入を得るための先行投資として、オンラインスクールは一つの選択肢となり得るでしょう。
無料体験できるオンラインスクールもあるため、独学でも習得できそうか、短期集中で学んだ方がいいのか、ご自身の力量を見極めてみるのもいいのではないでしょうか。
こちらの記事ではオンラインスクールを受講する価値はあるのかについて解説しています。あわせてどうぞ
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