とにかくWindowsっぽいと噂のLinuxfx(無料版)をインストール【VirtualBox】

とにかくWindowsに似せて作られていると噂のLinuxディストリビューション『Linuxfx(Windowsfx)』のインストール手順と日本語入力設定までを解説します。

軽く使ってみた感想としては「いつか怒られるぞ」です。
そのくらい細部に渡ってWindowsに似ているので、使っていて不思議な気持ちになります。
Linuxは少しとっつきにくいと感じているWindowsユーザも違和感なく使えるのではないでしょうか。
今回紹介する無料版は30日間経過すると一部機能が制限されてしまいますが、ライトユーザであれば引き続き問題なくご利用いただけると思います。

Linuxfxインストール直後のデスクトップ画面

とりあえず安価にWindowsライクなPCが欲しくてインターネットや動画を視聴できればいいという方は、OSのインストールされていない中古PCにインストールすれば安価なWindowsPCとして違和感なくご利用いただけると思います。

今回はVirtualBoxを使って仮想マシン上にインストールしますが、通常のPCの場合も同様の手順でインストール可能です。
どれだけ似ているのか使ってみたいという方はVirtualBoxで試しにインストールして使ってみるといいでしょう。
作業時間は1時間程度です。

目次

VirtualBoxについて

今回使用するソフトはOracle VM VirtualBox(オラクル ブイエム バーチャルボックス)です。
VirtualBoxは、PC上に仮想のPC環境を構築して他のOSをインストールすることができるフリーソフトです。

たとえばWindows上で、Linuxを使用したり、Mac上でWindowsを使用したり等、一つのPC上で複数のOSを起動することができます。

VirtualBoxは次のような方におすすめです。

  • Linux OSの使い方を学びたいが、新たにPCを買うほどではない。
  • Linuxディストリビューションが多すぎるので、仮想マシンで使い比べたい。
  • 使用中のPCで別のOSの機能を使いたい。
    (Mac上でWindowsのアプリケーションを使いたい等)
  • 実機のPCを用意する前に仮想マシンで試したい。

インストール環境

参考までに今回インストールした環境は次の通りです。

プロセッサIntel Core i5-8265U
メモリ8GB
OSWindows 11
通信光回線 ⇒ Wi-Fiルータ ⇒ PC

ストレージの空き容量は10GB以上は確保しておいたほうがいいでしょう。
上記の環境でダウンロード、インストール完了まで1時間程度かかりました。

Linuxfxをインストール

インストールするOSを用意

OSのダウンロードは時間がかかるので、先にやっておきましょう。

今回インストールするOSは『Linuxfx』です。
無償で利用することができます。

ダウンロードするには、下記のボタンを押し、Linuxfxのダウンロードページにアクセスします。

次のページが表示されます。
今回は現時点で最新版のLinuxfx 11 Free Edition Win11 Themeをインストールします。
ページを下にスクロールして[Download]ボタンをクリックします。

ダウンロードページ

ダウンロードサイトにジャンプします。
表示されているカウントダウンが0になるとダウンロードが開始されます。

ダウンロードサイト

通信環境によってはダウンロードに時間がかかる場合があるので、その間にOS(Linuxfx)をインストールするための仮想マシンの作成を行います。

VirtualBoxをインストール

VirtualBoxのインストール手順はこちらの記事を参考にしてください。
VirtualBoxに関しても無償で利用が可能です。
作業時間は20分程度です。

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仮想マシンの作成

スタートメニュー – [すべてのアプリ] – [Oracle VM VirtualBox]からVirtualBoxを起動します。
デスクトップにアイコンを作成している場合はそちらから起動しても構いません。

VirtualBoxが起動したら、OS(Linuxfx)をインストールするための仮想マシンを作成します。
画面上部の[新規]ボタンを押します。

仮想マシン作成画面が表示されます。
[名前]の欄に作成するマシンの名前を入力します。
今回はLinuxfxをインストールするのでそのまま入力しています。
名前に『Linux』まで入力すると、[タイプ]と[バージョン]も自動で入力されます。
LinuxfxはUbuntuの派生OSのようなので[バージョン]は『Ubuntu(64-bit)』を選択しましょう。
仮想マシンの保存場所を変更する場合は[マシンフォルダー]から変更可能です。
入力が終わったら[次へ]ボタンを押します。

次に、仮想マシンのメモリサイズを設定します。
この設定を大きくするほど、仮想マシンの動作は軽快になりますが、VirtualBox以外の処理への割り当てが少なくなってしまいますので、バランスを考えて設定しましょう。
ここでは2,048MBを設定しています。(あとから変更することもできます。)
設定値が決まったら[次へ]ボタンを押します。

次に、仮想マシンのハードディスクを設定します。
ハードディスクはデータの保管場所です。
ここで最低限必要な容量が表示されるので覚えておきましょう。(この例では10.00GB)
[仮想ハードディスクを作成する]にチェックして[作成]ボタンを押します。

次に、作成するハードディスクのタイプを選択します。
ここでは、VirtualBox標準の[VDI]を選択しています。
それぞれ特徴はありますが、VirtualBox以外で使わないのであれば基本的にはVDIで問題ありません。

  • VDI(VirtualBox Disk Image)
    VirtualBox向け
  • VHD(Virtual Hard Disk)
    Windows Virtual PC向け
  • VMDK(Virtual Machine Disk)
    VMWare向け

選択したら[次へ]ボタンを押します。

次に、仮想ハードディスクのサイズを可変にするか固定にするかを選択します。
可変サイズにすると、最小限の容量から使用した分だけファイルサイズが大きくなります。
固定サイズにすると、多少高速になる(らしい)のですが、使用していない保存領域も占有してしまいます。
今回は可変サイズに設定します。
選択したら[次へ]ボタンを押します。

最後に、仮想ハードディスクの上限容量を設定します。
ここでは20GBを設定しています。(あとから容量を拡張することもできます。)
仮想ハードディスクの保存場所を指定したい場合はこの画面で変更できます。
設定が決まったら[作成]ボタンを押します。

これで仮想マシンの作成は完了です。
VirtualBoxの画面には作成したマシンの名前とスペックが表示されます。
[ストレージ]の項目の[SATAポート0]に記載されているものが作成した仮想ハードディスクとなります。

この状態では、まだOSはインストールされていません。
引き続き、ダウンロードしたOS(Linuxfx)をインストールしていきましょう。

OSのインストール

それではいよいよOS(Linuxfx)をインストールします。
まずは作成した仮想マシンにダウンロードしたOSイメージファイルを指定します。
[ストレージ]の項目にある『[光学ドライブ]空』をクリックしましょう。

すると次のようなメニューが表示されるので、[ディスクファイルを選択…]をクリックします。

ディスクファイルの選択画面が表示されるので、ダウンロードしたOSのイメージファイルを選択し、[開く]ボタンを押します。
今回は、冒頭でダウンロードした[linuxfx-11.2.22.04.1-win11-theme-wxd-11.5.iso]を選択しています。

次にディスプレイの設定を変更します。
この設定を行わないと、インストール中の画面が見切れてしまう場合があります。
[ディスプレイ] – [グラフィックスコントローラ]の項目にある『VMSVGA』をクリックします。

グラフィックスコントローラ選択画面が表示されるので、『VBoxSVGA』を選択し、[OK]ボタンを押します。

設定が反映されていれば準備完了です。
画面上部の[起動]ボタンを押して仮想マシンを起動し、インストール開始です。

仮想マシンが起動しますのでしばらく待ちましょう。

起動画面にF2キーを押すと言語選択できる旨が表示されますが、このあとのインストールで設定しますのでここでは無視して見守ります。

しばらくするとLinuxfxが起動します。(どうみてもWindows11ですが)
このまま使えそうですが、まだPCにインストールされていない状態です。
ここからインストール設定を行います。

デスクトップ上のアイコン[Install System]をダブルクリックします。

インストーラが起動します。

今回は日本語設定でインストールを行います。
言語リストの中から[日本語]を選択し、[次へ]ボタンを押します。

続いて時刻(タイムゾーン)設定のため、使用する地域を選択します。
今回は日本時間で使用するので、日本のあたりをクリックします。
地域『Asia』、ゾーン『Tokyo』が選択されていることを確認し、[次へ]ボタンを押します。

次にキーボードのレイアウトを選択します。
ここでは日本語キーボードを使用するので、[Japanese]を選択し、[次へ]ボタンを押します。
あとから変更することも可能です。

次にインストールするストレージの設定を行います
今回は[ディスクの消去]を選択し、[次へ]ボタンを押します。
ちなみにここで削除されると書かれているディスクは、前項で作成した仮想ハードディスクの事ですのでご安心ください。

続いて、使用者の名前、コンピュータの名前、パスワード等のアカウント情報を設定します。
パスワードはこの後も使用しますので、忘れないものを設定しましょう。
パスワードは確認のため、二度入力します。
入力できたら[インストール]ボタンを押します。

次のような画面でインストールが進行していきます。しばらく待ちましょう。

インストール完了画面が表示されたら、[今すぐ再起動]にチェックが入った状態で[実行]ボタンを押します。

再起動が実行されます。
再起動中に次のような画面が表示されますので、エンターキーを押しましょう。(Please remove the installation medium, then press ENTER)
これは、OSのインストールメディアが残ったままだという注意です。エンターキーを押すことで、自動でインストールメディアが取り出されます。

再起動が完了すると、Windowsっぽいサインイン画面に先ほど作成したアカウントが表示されます。

先ほど設定したパスワードを入力し、[Enter]キーを押します。

サインインすると、デスクトップ画面が表示されます。

インストール後のアップデート

インストール後のアップデート手順について解説します。
セキュリティに関するアップデートが含まれる場合もあるので、更新しておきましょう。
デスクトップ画面右下に通知のベルアイコンがありますのでクリックします。
更新が利用できる場合は[View Upgrades]ボタンが表示されるのでクリックします。

更新画面が表示されます。
[すべて更新]ボタンを押すとアップデートが開始されます。

認証画面が表示されますので、パスワードを入力し、[OK]ボタンを押します。

アップデートが開始されます。

次の画面が表示されたらアップデートは完了です。
右上の×ボタンをクリックして画面を閉じます。

日本語入力の設定

日本語入力設定について解説します。

既に日本語環境はインストールされていますので、デスクトップ画面右下の[JA]アイコンをクリックし、 [日本語 – Mozc]を選択します。

以降は[全角/半角]キーで日本語入力の切り替えができます。

プリインストールアプリを使ってみる

Linuxfxはインストールした直後の状態でもさまざまなアプリケーションがプリインストールされています。
アプリはWindows同様に画面下のWindowsアイコンをクリックすると表示されます。

今回は試しにWebブラウザでWebページを閲覧してみます。
デスクトップ上のMicrosoft Edgeアイコンをダブルクリックします。

Microsoft Edgeが起動し、初期設定画面が表示されます。
[同意して開始]を押すことでEdgeを利用できます。

好みの設定を行うことができます。
今回は×ボタンで閉じます。(あとから設定可能です。)


Edgeのスタートページが表示されます。
最近のWindowsを利用したことのある方であればご存じかと思いますが、Microsoft EdgeはFirefox、Chrome、Safari等のWebブラウザ同様に、画面上部のアドレスバーに検索キーワードやURLを入力することができます。
今回は当サイト『おとといからきたいも』を検索してみます。

検索結果が表示されました。
ページも問題なく閲覧できます。

このほかにもOfficeソフトをはじめとする様々なアプリが用意されていますので、Linuxfxの使い心地を体験してみてください。

シャットダウン

シャットダウンする際はWindows同様デスクトップ画面下のWindowsアイコンをクリックし、電源アイコンを選択します。

少しあやしい日本語とともに確認画面が表示されます。
『電源を切る』が選択されていることを確認し、[わかった]ボタンを押します。
以上で、仮想マシン上で起動していたLinuxfxはシャットダウンします。

動作が重い場合

Linuxfxの動作が重くて使いにくいという場合は、VirtualBoxの仮想マシンのCPUやメモリの割り当てを増やしてみましょう。
こちらの記事で手順を解説しています。

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