今回はPythonでプログラミングを行う上で知っておくと便利な『コメント』の書き方について解説します。
コメントはその名の通りプログラムコード内に、プログラムとみなされないコメントを入力できる機能です。
日本語も入力できるので、メモや注意点等、あとから自分で見たときにわかりやすくしたり、他人がプログラムを見たときの説明文等を残すこともできます。
また、デバッグ等で一時的に消したい行も、コメントにすることで無効化する(コメントアウト)ことができますので、覚えておくと便利です。
この記事は5分程度で読めます。
環境について
今回の解説は、PCにPython3をインストールした環境で行います。
まだインストールしていない場合は、次の記事を参考にしてください。
また、Pythonの開発環境として、Visual Studio Code(VS Code)をおすすめしています。
簡単なプログラムの作成方法、実行方法も解説していますので、まずはこちらからご覧ください。
Windowsの場合
Ubuntu(Linux)の場合
UbuntuはあらかじめPythonがインストールされています。
Raspberry Pi OSの場合
Raspberry Pi OSはあらかじめPythonがインストールされています。
1行コメント
一行分のコメントを入力したい場合は、『 # 』を先頭に入力することで、その後ろに続く文字列はコメントとなります。プログラムとはみなされないので、自由に入力できます。
# ここにコメントを入力
VS Code等の開発環境を使っている方の場合は、コメントが色分けされて表示されます。
プログラミングを始めてすぐのうちは、覚えたことはコメントとして残しておくことをお勧めします。次に開いたときに一目でどんな内容だったかを把握することができます。
複数行コメント
複数行のコメントを入力したい場合は、『 ”’ 』と『 ”’ 』(シングルクォーテーション×3) の間に入力した文字がコメントとなります。
'''
ここにコメントを入力
ここにコメントを入力
ここにコメントを入力
'''
VS Code等の開発環境を使っている方の場合は、コメントが色分けされて表示されます。
Pythonの魅力
Pythonは世界的にも人気の高いプログラミング言語のひとつです。
汎用性が高く、データ分析やWebアプリの開発等、幅広い分野で使用されているほか、日本の市場で今後も拡大することが予想されるAI(機械学習、ディープラーニング)技術との親和性も高く、Pythonを扱えるエンジニアの需要は伸びていくことが予想されます。
そのため開発言語として採用する企業も増えています。
市場動向調査では、Pythonエンジニアの求人倍率は約53倍と非常に高く、慢性的に人材が不足している状況です。
参考: レバテック『2021年12月のITエンジニア・クリエイター正社員転職/フリーランス市場動向』
また、プログラミング言語別の年収調査ではPythonは3位と高い水準にあり、中央値で575万円、最大提示年収で1,499万円と、日本人の年収の中央値397万円を大きく上回りました。
参考: BIZREACH『プログラミング言語別年収中央値を発表、求人検索エンジン「スタンバイ」調べ』
参考: 時事ドットコム『【2022年最新】日本の「平均年収」「年収中央値」を調査』
このように、Pythonは将来性の高いプログラミング言語と言えるでしょう。
就職、転職、副業を目指す上で、身につけておきたいスキルです。
Pythonの学習難易度は他のプログラミング言語と比べると比較的低いとされています。
独学で習得することも可能ですが、近年はオンラインスクールを利用して短期間で集中して実務レベルまで習熟させるという方も増えています。
プログラミングのオンラインスクールを活用する場合は、現役のエンジニアが講師となるスクールが優位でしょう。開発現場で通用する質の高い実務ノウハウを学ぶことができます。
また、オンラインスクールであれば全国どこからでも受講できるため、わざわざ都会へ出たり交通費をかけることなく、ライフスタイルに合わせて効率的にスキルを身につけることができることが魅力です。
ITエンジニアとして働き高い収入を得るための先行投資として、オンラインスクールは一つの選択肢となり得るでしょう。
無料体験できるオンラインスクールもあるため、独学でも習得できそうか、短期集中で学んだ方がいいのか、ご自身の力量を見極めてみるのもいいのではないでしょうか。
こちらの記事ではオンラインスクールを受講する価値はあるのかについて解説しています。あわせてどうぞ
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